小料理屋さつきのまかない飯

ちょっと思った事をちょっと書いたり。

Twitterライクな短い雑記を残していこうと思います。
かつては「艦これ」関係の記事置き場でしたがズバッと削除。
 

懐かしい日々

 暗記する事が苦手なので、小倉百人一首のかるたも出来ません。でも和歌は好きです。俳句なども。とはいえ古文の基礎がなってないのでしっかり読み解くこともまたできず。でもまあいいんです。今は古文のテストを気にせず解説本を手元に置いたりWEBで検索しつつ楽しめば良いのですから……
 で、「お前ら百人一首歌人の推し誰だよ」というタグを見た時面白く感じ思わず参加しました。

 50代半ばになって味わえる歌だなぁと。「憂し」という程うらんではいませんが、でも辛い事は沢山ありました。でも、大阪に転居して10年以上経ち記憶がおぼろになった今、昔を振り返ると……若いから出来たんだろうなぁって事とか、楽しかった事を指折り数える事ができて。苦笑いしつつ昔を振り返る事が出来るなと思う今……この歌が染みるのです。
 「殿上人」にはなれませんでした。結果らしい結果は出せなかったし、成し遂げたと感じる事もあるんだかないんだか。でも自分なりに楽しい思い出が沢山あります。そして今生きて……明日も多分生きてる。
 なにはさておき、生きてこそ。
 
 この歌への個人的な返歌……古文や和歌の則のちゃんと学んでいる訳ではないので歌としてあやしいですが、素人なりに書いてみたのがこちら。

 母が髪の豊かな人でした。自分はそれを受け継いで……髪の一本も太いし、ゴワゴワでした。20代頃肩甲骨あたりまで伸ばしたのですが色々大変で切っちゃって、それ以来肩につくことは殆どなかったかも。
 でも50代に入ってすぅーっとボリュームが減って、髪も細くなりました。白髪もそれなりにあるのですが、髪のボリュームが減った事が寂しいです。
 そんな気持ちがあるので、かもじを歌にいれてみました。
 
 田辺聖子さんの「むかし あけぼの」が大好きです。現代語訳で古文を楽しむようになったきっかけになりました。
 清少納言の再婚相手、棟世とのエピソードのなかで、歳を重ねてかもじを使うようになった彼女に「かもじもかわいい」と棟世がささやく話があったように思います。この本を読むと棟世は本当、世慣れた人だと感じます。さすがの? 清少納言も扇を降ろさずにいられないと(笑)
 棟世は摂津に赴任したので、彼女も棟世の居所で過ごしていたと思います。彼女が暮らしたのはどのあたりなのでしょうね。

 さておき、今年で55歳。50代後半はどうなるやら?