今のところ艦これ日記が中心です。先輩提督の皆様のイベントや深部海域攻略アドバイスに深い感謝をしつつ。
 「艦これ変想」は、艦これを題材にした二次創作です。ご笑納ください。
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艦これ変想

遠いどこかの港で 7:金平糖

季節の移り変わり。それは大海戦の到来を意味する。一昨年は年末にあったが、昨年は年末になかった。どのような作戦を大本営は考えているのかと期待と不安が入り交じった状態だった。彼女たちも似たり寄ったりで、限界まで自分達の力を出し切れる為待ち遠し…

遠いどこかの港で 6:朝の風景

生活リズムだけは太平楽な現実世界の自分が仮想世界にログインする時間はまちまちである。ただ、演習や課題任務が切り替わる朝の5時にどちらに居るかといえば、彼女達が居る仮想空間側の方が多いかも知れない。一応他の仮想空間の様子も見てはいるが、簡単…

遠いどこかの港で:官舎便り1:カレーが苦手

提督がログアウトしている間、私達がやるべき事はさほどない。遠征に向かった艦隊の無事を祈ったり、官舎の整頓、提督の指示によって艦種ごとに定められた運動などの自主訓練だ。 私は皆から集めた自主訓練や作業の報告書を執務机の上に置き、文鎮を載せた。…

遠いどこかの港で 幕間2:小正月(01/17加筆修正)

「けんけんぱっぱ、けんぱっぱ、と、……とととととととっ!」文月が最後の一歩で左右にふらふらゆれる。が、「とおっ! ちゃくち、せいこうー」 「あ~あ、おしい」 望月のかったるそうな声がする。 「えへへっ」文月は木の棒で地面に印をつける「次は皐月ち…

遠いどこかの港で 5: 埠頭

昨年末の海戦は秋の大海戦と比べれば確かに酷いものではなかったと思う。かといって楽だったかと言えばそうとは思わない。強力な助っ人でもある「霧の艦隊」の3人を母港に迎え入れるまでそれなりの苦労はさせられた。しかも、コンゴウ撃沈を最終目的とする…

遠いどこかの港で 4:賭け

波しぶきが朝の光を受けて眩しい。 デイリー任務の一つ、演習課題をこなすために自分は第一艦隊を率いて演習海域に向かっていた。演習とは朝三時と昼三時の2回、ランダムで選ばれた他の提督が指揮する第一艦隊と演習海域で模擬戦を行う事だ。午前午後で5組…

遠いどこかの港で:幕間:迎春準備

ログインすると、床に桐の箱が置いてあるのに気づいた。箱には「鎮守府にて良いお年をお迎え下さいませ」と書かれた紙が貼ってある。 「そうか……現実世界とこちらは微妙にシンクロしているからなぁ」 クリスマスの時にも同じように箱が届いて、中にはクリス…

遠いどこかの港で 3:誇り高く

彼女達が疲労抜きをしている間、自分は提督執務室でぼんやりしている事が多い。 この世界にいる間は、着ているだけで気分がビシッとする白い夏の軍装……つまり二種軍装を身につけた提督の姿だが、現実世界に戻って鏡を見れば、そこには年相応に白髪が交じり、…

遠いどこかの港で2:掬えなかった涙

いつ、この世界に来たのか、具体的な日付は忘れてしまった。2013年の秋が本格化する頃だったと思う。動機は「面白そうだから」「話題になっているから」「他の仮想世界に飽きたから」と、自分が仮想世界を渡り歩くいつもの理由と変わらない。しかし、この世…

遠いどこかの港で1:夜の浜

♪なもしらぬ とおきしまより ながれくる やしのみひとつ…… 「あと30分で第二艦隊が遠征より戻る」 「ああ、申し訳ない」体育座りで夜の海を見たまま自分は那智に返事をした「……そういえば、南西クエも終えてなかった。イベントが終了してしまった後、腑抜け…